いつもご利用くださり有難うございます。
今回の依頼はお爺様のジャケットをお孫さんが直して着るというもの。全く着られていない新品物でした。
オーダーされただけの事があり、パターンもしっかりとお爺様の体型を型取っていました。
会った事のないお爺様がどんな体型だったか一目瞭然です。割腹の良い大柄な方で、倒しもしっかり入っていました。

ジャケットを直すにあたり1番厄介なのが倒しです。ジャケットの顔であるテーラーの襟に影響してくるので、パターンを掘り下げて勉強していない人は触らない方がいいと思います。闇雲に触ると取り返しのつかない事になりますよ!危険ですよ!…と大袈裟に言っておきますね。
そして今回のお孫さんには3サイズ以上小さくしなくてはなりません。全解体です。
が、当然予算も限られる中での作業です。何処を弄れば最善か深く考えます。
そして普段はあまりやらない肩から着丈つめを選択に入れ、着丈及び少しでも倒しを回避する事が出来ればと思い選びました。



これで着丈つめとアームホールを小さく調整する事が可能となったため、袖幅との関係を見ながら新たにアームホールを描き直していきます。

その他、諸々いじり希望サイズに調整いたしました。
今回の内容は玄人向けだと思いますが、簡単に言えば大→小にサイズ変更をしたジャケットの話でした。
取りに来ていただいた時に試着をしてもらうのですが、ピッタリはまってくれた時は本当に嬉しいものです。安堵します。今回の物は何度も言うようにオーダー物だったためクセが強く難儀しました。そして今回も思いました。
直しは楽しい!サンプル縫製とは違い既に形になっている物をパターンの知識を使い裁断しなおし、縫製の技術で再生する。
これからも寸法つめの直しだけでなく、仕立て直しの出来る直し屋として更に勉強したいと思います。
これからも宜しくお願いします。







































