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《ワンちゃん服》

なかなか難しいワン服の補正。

ここがキツイとかここがブカブカとか…

言わないですからね〜

今回は動画を撮ってもらい動きを確認させてもらいました。

依頼は《スナップが外れてしまう》です。

走る姿が可愛くもスナップすぐ外れる…

この様に散歩中、何度も服のスナップが外れてしまうとの事です。

では縫い付けたらオッケーですね!とはなりません。

飼い主様から情報収集すると胸板が厚い大型犬との事。

なるほど…

では、外れる原因を見付けなくてはなりません。

この様に何本か動画を撮ってもらい何処に外れる原因があるのかを探しました。

まずモコモコの毛もあって足回りが窮屈そう。

人間でいう腕回りの寸法を広げます

大型犬との事。足回りの可動域が大きくガッツリと広がるように、走っても足が生地に食い込まないように修正しました。これで生地が引っ張られなくなります。

次に胸板問題です。

人間より更に立体が欲しいワンコですが、犬服の作りは平面です。なので胸板のカーブに無理矢理生地を巻き付けている状態になっています。まさにフンドシ状態。

なので、スナップ部分を止め付けてしまう代わりにファスナーを付け、前を開ける事にしました。

after 前中心にファスナーを付けました

これはファスナー全開ですが、頭を通す時にもファスナーが開くことにより着脱しやすくなったかと思います。

「スナップが外れてしまう」たったこれだけですが、文句を言わないワンコ達もストレスを感じているかもしれません。チェッ!また外れたぜ〜と…

喋らない、喋れない、ですからこちらも最上級の事をやってあげたいのです。

今回は兵庫県よりご利用いただきました。

ワンチャン猫ちゃんの場合、飼い主様の前だけで見せる姿があります。こちらはその動きを動画で観ながら不具合の原因を探ります。

ですので郵送でのご依頼にお応えする事が出来ました。便利ですね。スマホって。

遠方より有難うございました。

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捨てられない羊毛コート

もう着ない。着られない。

でも捨てられない

そんな洋服があったりしませんか?うちには山ほどあります…

今回はいつも利用して下さっている方のアイデアが素晴らしいので紹介したいと思います。

まずは原形のコート。お高かったでしょう…

確かに重いですし出番無さそうでした。

なるべく無駄が出ないように解体を始めます。

サイズを調整し不足している分を足します。

こんな感じにカバンなども素敵かも。

でも今回はクッションカバーです。

ファスナー付きのカバーの出来上がりです。

その他ミトンなどにも変身出来そうですね。

ただ捨ててしまうのではなく、何かの形で一部でも残せるって素晴らしい事だと思いました。

自分のもいつかやってみます。

茅ヶ崎Reform Parkでは寸法直しだけではなくリメイクも受け付けております。ご利用お待ちしております。

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お知らせ

いつもご利用いただき有難うございます。

お陰様で日々仕事があり有難く思っております。

そこで、初めていらしてくださったお客様より「日、月、火はお休みですよね?」と尋ねられますが、ほぼ作業はしております。

この日曜〜火曜日は高度なアイテムやパターンを描かなくてはならないリメイク等、集中を途切れさせたくない品物の作業日にあてております。

ですので、前もって日時指定をしてくだされば受け渡しは可能ですのでご利用下さい。

また、Reform Parkでもご多分に漏れず、資材等の価格高騰により、大変残念ではございますが2025年春より値上げさせて頂きたく存じます。

但し、今まで通り【急ぎ料金】などは一切いただきません。大手お直し屋では出来ないデニムのチェーンステッチやボタンホールも当日翌日仕上げでお渡し出来ます。

今後もより良いお直しを提供するためにどうかご理解、ご容赦いただければ幸いです。

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冬に多いニット地の丈詰め

ニットと称する物は毛糸で編んでいたりニット生地を縫製していたりと様々です。

ニット生地を縫製している物はカットソーと呼ばれ「カットしてソーイングする」ところからそう呼ばれているようです。

身近な物ではTシャツやスエットなどですが、

今回は毛糸を編んだ編み物のニットです。

本来ですと編み物専門の直し屋さんで編み直してもらうのが正解です。

reform parkでは編み直しではなくカットソー方式で直しをしているので一部ご紹介致します。

この直しは一般的な直し屋ではよくウーリー糸(糸が伸びる)を使用し仕上げますが、当店では伸びる縫い目が出来るミシンで縫製します。

ですので、糸はしっかりと強度のある物を使用し尚且つ腕まくりをしても糸が切れない様に仕上げます。

ミシンで縫製後もご覧の通り伸縮が可能です。

ウーリー糸は糸が弱い上にここまで伸びません。

ニットの袖丈や着丈でお悩みの方、一度reform parkにご相談下さい。

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裏地を付ける

題名通り一重のブルゾンに裏地を付けました。

元々はこのタイプ。

エンジの裏地を付けました。

大切なところにマーキングをし解体していきます。

鎌底の修正をする事により変なシワが無くなります。

見頃と見返しもズレています。ここも修正箇所。

ファスナー位置にテープが貼られていませんでしたので追加します。

ファスナーの長さ調整です。

袖には裏地が付いていたので外して同じ生地に変えます。

表見頃の修正と共にパターンを描き見頃に裏地を付けた所です。

袖にも裏地を付けます。

見頃と袖を合体させます。

これで完成です。

因みに

裏地には表生地に合わせ縦横共に必要な緩み分を入れてあります。多過ぎても少な過ぎても着心地が悪くなってしまうので注意が必要です。

reform parkではこんな事も可能です。

ご利用お待ちしています。

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デニム幅つめ

格好良く着こなしたい!と思うデニム。

やはりウエストが入る入らないで購入を決めると思いますが、なんとなくウエストは楽な物を選びがち。

そうなると必然的に幅も広くなってしまう。

うぅぅ…なんかダサい…

そんな時は幅つめが出来ます。

こちら裾幅23センチの物を18センチに変更。

股下から少しずつ削りタイトシルエットに。

糸番手は勿論の事、ステッチ幅やピッチも同じ様に再現致します。

こだわる方が多いチェーンステッチもreform parkでは現場でお直し可能です。

皆様のご利用お待ちしております。

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JIAM2024

2年に一度《国際アパレル&ノンアパレル生産技術見本市》という展示会が大阪にて行われました。

アパレルとは洋服、ノンアパレルとは洋服以外のカバンやテントを指します。車のシートやカーテンなどもノンアパレルです。

縫製品によりミシンを使い分ける必要があるので直線を縫うだけでうちでは4台保有しております。

①極薄物用(シルクのスッケスケやテロンテロンのオーガンジーなど泣けてくる程作業が大変な品物など5〜7番程度の針)

②中厚物用×2台(これは頻繁に使用するので故障があった時に作業が中断しない為に2台置いてあります。9〜16番程度の針)

③厚物用(デニムの厚物など分厚い所も乗り越えてくれる18〜23番程度の針)

そして今ではデニムの裾上げや鞄なども縫えるミシンも2台導入しております。ご利用下さい♪

そして本題のJIAMですが一部動画を載せてみます。

これはシャツに付けるボタン付けミシンです。

縫い上がったシャツをセットすると自動でボタンを付けてくれます。一つ2秒くらいで付けられます。

この機械も進化しており、一昔前は飛び出した糸を引っ張るとタラララと解けた経験ありませんか?今では解けない仕様に変更されております。引っ張っても解けませんよ。

こちら裁断機です。

本来は両端に人が立ち、裁断機を投げ合い生地をカットしていきます。これなら時間短縮出来ます。

この他、まだ試作中のミシンなども展示され興味深い商品が多々ありました。

興味のある方は是非2年後に行ってみては如何でしょうか〜

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腕ミシン 入りました〜

reform parkは洋服直しやオーダー物。そしてサンプル縫製などアパレル系の縫製を受けております。

デニムや帆布の分厚い場所をいくら工業用だと言っても普通のミシンでは縫えません。これはシャツやスラックスを縫う為のミシンだからです。

そこで、バタバタ歩きながら縫う強力な厚物用ミシンがあります。ザクザク縫えます!皮革でも帆布でも。

でも…そんな万能なミシンでもテーブルが邪魔して縫えないのです⤵︎折角縫える威力を持っているのに…縫えないのです…

なのでテーブルのない形のミシンを入れました。縫えない箇所が楽に縫えます。

テーブルが無いザクザク縫えるミシン!

リュックの肩紐が解けてしまいこれ以上ホツレない様にしたいなぁ〜との相談でした。

こんな感じにテープで巻く事くらいしか出来ません。何度も言うようにうちは洋服の直し屋なので。

ですが、鞄屋に持ち込んで…ほどは考えていないし、もう相当使ったからちょっとだけ縫ってもらえたらなぁ〜なんて考えている方の手助けになれたらなぁ〜と思っております。

「ちょっとだけ縫ってくれたらいいんです」にお応え出来ます。

肩紐の交換

皆様のご利用お待ちしております。

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カンスペ 入りました〜

最近はデニムの裾上げにチェーンステッチを希望される方が増えております。

元々チェーンで上がっている物がほとんどなので《同じ様に》という事です。

先日reform parkには工業用ミシンが20台ほどあるんですよ〜と世間話しをしたところ「売るんですか?」と。思わず爆笑しました。

うちはミシン屋ではないので売らないですよ。折角せっせと買い集めたミシンですからね〜

直しやサンプル縫製にはこれくらい必要です。

有名メーカーのサンプルとなるとミシン目の調整や仕上がりは極端に厳しくなるので、直線のミシンだけでも、うちでは3台をそれぞれの仕様に応じて使い分けております。

という事で、今後はチェーンステッチも当日仕上げが可能となりました。

新品なのでとても綺麗な目が出ています。

皆様のご利用をお待ちしております。

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トレーナーのサイズ直し

昨今ダボダボが流行っていますね。

試着室ではナイスッ!と思ったのに…

家に帰ってみるとアレレレレ??

なんだこりゃ〜私こんなに太ってないのにどう見てもデブに見える!

そうなんです。試着室の鏡は湾曲して細く見えます。残念ながら家の鏡が本当の自分なのです。

でも大丈夫!

太っている!のではなく、細く見える様に洋服を直せば良いのです。

体型とデザインは一致していないと必要以上に太って見えたり借り物を着ているように見えてしまいます。

今回はトレーナー。ダボついてます。

この方は前後差がある体型なので、前身頃と後ろ身頃を同寸削ってしまうとコレまた不恰好になってしまうので、直し屋ではあまりやらない方法で直します。

一度解体です。

今回は前1cm後ろ1.5cmという削り方をします。

(通常直しでは1.25cmずつ同じ寸法を削ります)

この様にどこをどう直せば見栄え良く、そして運動機能を損なわず着やすい服に改善出来るのか。

直し屋さんにフィッティングをしてもらう時、補正が大変重要となってきます。

同じ9号だとしても、20代の9号と50代の9号では基準となるボディが違いますし、それ以前に体型体格は個々それぞれ違います。

なので普段から直しを利用されている方はいつも同じ店員さんにお願いすると良いかと思います。店員さんはその方の体型を覚えているのでスムーズに要望を理解できます。

この様に直しとはただ詰めれば良いという事ではないので相談しながら進めていく事をお勧めします。